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中性脂肪を下げる薬で高血糖に?

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■薬の副作用で高血糖に?

岡野

こんにちは。
健康管理士の岡野です。

皆さんは、薬剤性高血糖という
言葉をご存知ですか?

血糖値が高くなる原因は

・遺伝
・食事の乱れ
・運動習慣の有無


などが一般的だと思います。

しかし、健康のために
飲んでいたお薬によって
高血糖が起きる事もあります。

今年、糖尿病と診断された
お客様のケースを共有します。

このお客様は、6月の時点で
HbA1cが9.4%だったので
糖尿病と診断されました。

HbA1cは、6.2%を超えると
糖尿病と診断されるので
症状としては重い方です。

1日の血糖値をご覧ください。

朝は、ヨーグルトしか
食べていないのに
食後の血糖値が215
血糖値スパイクを起こしています。

8時30分に215を超えてから

9時:215
10時:211
11時:183
12時:214


と食後4時間が経過しても
血糖値が下がっていません。

また、昼食もおかずや
低糖質のパンを一口
食べすぎていないのに
食後の血糖値が212~226と
高血糖が続いています。

血糖値が高い状態が続くと
血管内がボロボロになり
動脈硬化から脳梗塞や脳出血
狭心症、心筋梗塞
などのリスクが
高まってしまいます。

■ロトリガというお薬

翌日も朝ヨーグルトと
ブルーベリーを食べただけで
171となり、昼食は玄米を
たった5口食べただけで
184⇒229⇒208と高いです。


このお客様は、中性脂肪が高く
中性脂肪を抑えるために
ロトリガ
というお薬を飲んでいました。

6月18日に書かれている
オメガ3
と同じです。

実は、このお薬の副作用には
高血糖がありました。

このお薬の副作用を見て
何か感じませんか?

中性脂肪を減らす目的のために
その他の副作用、多すぎません?

個人的に、中性脂肪を下げるのに
消化不良くらいなら我慢できますが

・高血糖
・頭痛

肝機能障害
AST、ALT上昇
・γ-GTP上昇
・痛風
・胃食道逆流性疾患


は、嫌ですね。

上記の副作用があると
事前に知っていたら
あなたはこの薬を飲みますか?

お客様に伺ったところ
お薬を処方した病院からは
副作用についての説明は
全くなかったそうです。


もちろん説明は受けたけど
忘れているケースもあると思います。

大事なのは、副作用について
認識しているかです。

初回に説明が仮にあっても
同じ薬について2回目に
副作用の説明をする病院は
みなさん、どうですか?

副作用って、長期服用で
症状に出てくる場合もあるので
その変化に気づけるくらい
周知活動が必要だと思います。

副作用の説明をしたか
よりも理解しているかが重要です。

理解していなければ
患者さん側で副作用の発現に
気づくのは難しいですね。

仮に説明があったとしても
高血糖の副作用があるお薬を
処方した後に血糖値が高くなれば
病院側が気づくべきですよね。

■薬をやめた瞬間

ロトリガをやめた次の日の
血糖値をご覧ください。
※服用の中止は、主治医の先生や
薬剤師に許可を得てくださいね。

いかがでしょうか?

まったく高血糖起きてないですね。

朝は、ヨーグルトにブルーベリーと
食べるものは変わってないどころか
むしろ増えてますが血糖値は低いです。

夜も全粒粉のパンを食べていますが
血糖値のピークは137と低いです。

高血糖の原因が食べ物でない事は
血糖値の推移から明らかです。

ロトリガを飲んでいる時は
血圧も140くらいあったのですが
21日には、114に下がっています。

岡野の2週間サポートの結果
7月の段階でHbA1cは、5.3%です。

6月の相談時、9.4%だった人が
たったの2週間で5.3%ですよ?


これは、薬の副作用で
高血糖が起こった可能性があります。

6月18日とか19日は
血糖値を下げる薬を飲んでも
200を超えている時間が
とても長かったんです。

それが薬をやめた翌日には
血糖値のピークは159でした。
2日後の血糖値は137です。
高血糖の時間もわずか一瞬だけ。

これは、お客様の遺伝や
食の乱れが原因ではなく
薬剤性高血糖と思われます。

でもHbA1cの数値が高いと
糖尿病と診断されて
お薬を処方されてしまいます。

薬で太る人と同じですが
まさか自分が飲んでいる薬で
太ったり、高血糖になるとは

思いませんよね?

私は、今回の記事で
特定のお薬が悪いという事を
伝えたいわけではありません。

また、しっかり周知している
病院もあると思います。

コロナ以降、病院や調剤薬局は
とっても忙しいので副作用について
丁寧に解説する時間がない事も
理解できます。

しかし、副作用の説明がなかった
というお客様も多いんです。

Sさんからのコメントです。

スタチンも賛否両論あるお薬です。

でも、こうやって不安を感じているのは
十分な説明が足りないからだと思います。

Iさんは、過去にロトリガを
オススメされた事がありました。

Iさんからのコメントです。

この時も副作用の説明はなかったと
いうことです。

Kさんのコメントです。

Kさんは、お薬によって
ASTやALTが上がっていたのですが
特に説明はなかったとの事です。

Hさんからのコメントです。


Hさんは、ご自宅に帰ってから
ネットで調べておられます。

私たちのように薬局や薬剤師に
相談することで病院の負担を軽くする
協力も必要だと思います。

しかし、大前提として
薬には、副作用がある事を
知っておきましょう。


新しい薬を飲みはじめたら
血糖値(HbA1c)などに変化がないか
確認してみましょう。

もし、この記事をご覧の方で

薬を飲みはじめてから
血糖値やHbA1cが高くなってきた

という人がおられましたら
LINEからご相談ください。


一緒に原因を追究しましょう!

本日も最後までご覧いただき
誠にありがとうございました。

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この記事を書いた人

1978年11月4日生まれ 44歳
2002年9月12日入社のベテラン社員
妻と7歳の娘との3人暮らし
お酒大好き、食べるもの大好き
「楽しく健幸に生きる」が信条

自称ラーメン部長だった
独身時代の不摂生から脂質代謝障害、
肝機能障害、高尿酸血症で30代の若さで
再検査となる。

5年近く、大好きなビールを断ち、
ウォーキングを毎日続けても
健康診断の結果は変わらず。

その後、薬剤師 森が開発した
「からだ楽痩茶」を飲み、
【最適な運動】【最適な食事】で
検診結果はすべて正常に。

43歳の健康診断の結果が、
過去10年で一番良い結果です!

体重:67.3kg→58.9kg(-8.4kg)
ウエスト:86cm→74cm(-12cm)
体脂肪率:22.5%→14.8%(-7.7%)
中性脂肪:187→49(-138)
尿酸値:7.7→5.7(-2.0)
AST(GOT):25→14(-11)
ALT(GPT):53→18(-35)
γ-GTP:112→34(-78)
HDLコレステロール:37→53(+16)
LDLコレステロール:164→128(-36)
HbA1c:5.2%(2021年12月)
ヘモグロビン:14.1→15.4(+1.3)

健康管理士、ダイエット検定1級
ダイエットプロフェッショナルアドバイザーの
資格を持っています。

元々、太りやすい体質でまんぷく丸と
呼ばれ、過去の多くの失敗から学び、
健康管理士としての「知識」と
ダイエットプロフェッショナルアドバイザーとしての
「実践」を踏まえ、ダイエットや健幸(健康)になれる
価値ある情報を伝えていきます。

 お気軽にコメントください(#^^#)

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