■肝臓の数値、大丈夫ですか?
こんにちは。
ダイエットプロフェッショナル
アドバイザーの岡野です。
お客様から、
「お酒を飲まないのに
脂肪肝と診断された」
という質問が増えています。
健康診断の数値を伺うと、
・体重
・体脂肪率
・BMI
は、特に問題ない方もおられます。
一般的に肝臓の数値が悪いと、
お酒(アルコール)の飲みすぎ
とイメージする人が多いと思います。
いまや
日本では3人に1人が脂肪肝
といわれています。
お酒を飲まない人の肝臓に
一体、何が起きているのでしょうか?
■岡野も肝機能障害の過去が!
実は、私も肝臓の数値が悪く、
健康診断の結果、
30代で肝機能障害で再検査
という苦い経験があります。
一番、悪い時で
γ-GTPの数値が112でした。
(2014年)
男性の場合、基準値が50以下なので、
2倍以上の数値です。
当時、お酒を飲んでいましたので
先生から「お酒は控えるように」
と言われ、ビールや日本酒、
ワインなどを飲むのをやめました。
お酒を飲まなくなったので、
翌年の健康診断では、
下がっていると思いましたが、
2015年の結果は、80でした。
数値は下がっていますが、
基準値は50ですので80は程遠いです。
2015年は、先生にちゃんと
断酒したことを報告しましたが、
「お酒を辞めたなら、
正しい食事と運動を」
と言われたので、お腹一杯
食べる(食べ過ぎ)をやめて、
ウォーキングなどもしました。
しかし、
2016年は、73
2017年は、78
と下がったり、上がったりを
繰り返し、基準値以下になりません。
お酒もやめ、食事も意識して、
運動習慣もやっているのに
「なんで???」
これが当時の正直な感想です。
健康診断や再検査の時に
先生に相談しましたが、
毎回、同じ先生ではないので
「ストレスかな~?」
「お酒は控えてる?」
「食べ過ぎに注意して運動を」
と同じような内容になり、
具体的に何が間違っているのか、
全く分かりませんでした。
食事も結婚して、外食はなく、
和食が中心でお酒も飲まず、
ウォーキングもやっているのに
3年やっても基準値に戻らないのです。
健康管理士の資格を持っていても
自分の健康を管理できていないと
気分まで落ち込んでしまいました。
■鴨のおかげで原因を知る!
そんな時に「からだ楽痩茶」の
担当になり、色々と勉強する中で
炭水化物や糖質の摂取が脂肪肝や
肝硬変になることを知ったのです。
一番、理解しやすかったのは、
フォアグラでした。
フォアグラというのは、
鴨やガチョウ、アヒルの
脂肪肝だからです。
フォア(foie):肝臓
グラ(gras):脂の多い
という意味ですね。
しかし、脂が多いなら、
食べる脂肪が多いのでは?と
思いますよね。
実際、フォアグラというのは、
とうもろこしや小麦の餌を
大量に食べさせてつくります。
とうもろこしや小麦は、
炭水化物、糖質比率が多いですよね。
炭水化物=糖質+食物繊維
で食物繊維は、食べても
体内に吸収されませんから
肝臓をフォアグラ状態にするのは、
実質、糖質
だとなりますね。
このように炭水化物や糖質の
摂取で肝臓に脂肪が溜まり、
肝臓が肥大し、脂肪肝が起こる
流れが腑に落ちた瞬間でした。
■お酒を飲まない人の脂肪肝は、要注意!
脂肪肝は、中性脂肪が
肝細胞に過剰に蓄積した
状態のことです。
脂肪肝でも特に痛みなどは
ありませんが放置しておくと、
肝硬変や癌のリスクを高めます。
ちなみにアルコールが原因で
起きる脂肪肝は、
・アルコール性脂肪肝(ASH)
アルコールを飲まない人に
起きる脂肪肝や脂肪性肝炎は、
・非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
と呼ばれます。
お酒を飲む習慣がない人でも
脂肪肝炎や肝硬変に悪化することを
・非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
と呼びます。
最近、このお酒を飲まない人が
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
→肝硬変、肝細胞がん
へと悪化する人が増えているのです。
肥満になると起きやすいですが、
太っていなくても痩せている人や
ぽっこりお腹の人にも起こります。
まずは、健康診断を見ていただき、
・AST(GOT):30以下
・ALT(GPT):30以下
・γ-GTP:男性51未満、女性31未満
上記のように基準値になっているかを
確認してください。
ご夫婦で確認したり、ご両親の数値も
この機会に確認しておくと良いですね。
■基準値に改善した方法とは?
私の場合、お酒をやめても
肝臓の数値は改善しないので
再検査から3年経過した時に
「お酒じゃないのかも」
と思っていました。
ちなみにフォアグラは、
通常、80~100gの肝臓が
600~800gになるそうです。
肝臓が10倍の大きさになれば、
私のウエストも増えるはずです。
※当時86cmのメタボ基準超え
私は、腹囲は、86cmでしたが
体重(BMI)は標準だったので、
これが内臓脂肪ってやつかと
思ったものです。
今では、内臓脂肪のCT検査で
写真を撮っておけば良かったと
思います。
食事からの糖の摂取により、
食後の血糖値が上昇すると、
膵臓から肥満ホルモンが分泌され、
余った糖が肝臓に脂肪として
溜まり、肥大化することで
フォアグラになるのであれば、
「からだ楽痩茶」で血糖値を抑え、
肥満ホルモンの分泌を防げば、
肝臓の数値は良くなるはずです。
食後の血糖値を上昇させる
炭水化物や糖質量(比率)の多い
主食(白米、パン、麺類)の量や
食べ方の順番の工夫で食後の
血糖値を抑える方法は過去に
私が記事でお伝えしてきた通りです。
このように食後の血糖値を
コントロールした結果、
γ-GTPがいきなり35と
基準値に戻ったのです。
先生に言われたように
お酒をやめ、食べ過ぎ、運動を
意識して5年経ってもダメだった
肝臓の数値が改善したのです。
ここでようやく私の肝臓が
悪化した原因は、
お酒(アルコール)の摂取ではなく、
白米やパン、麺類などの主食にあった
ことを理解できました。
これは、私だけの結果だけではなく、
お客様からもご報告をいただいています。
▼お客様からのご報告もご覧ください。
![](https://club.rakusoucha.jp/wp-content/uploads/2021/03/楽痩茶お声集合写真-scaled-1-300x225.jpg)
■肝臓を健幸的に!
一般的には、肝臓の数値が
高ければ、肝臓のために
お酒を控えること
が健康的な捉え方です。
しかし、私は、
「大好きなお酒を飲んで
健幸に過ごしたい!」
ので、もう1回検証しました。
実は、γ-GTPが正常に戻った後、
散々悪者扱いされたアルコールを
飲んで健康診断を受けたのです。
基本は、食事にハイボールですが、
ビールも日本酒もワインも飲みます。
もう1年以上、ほぼ毎日お酒を
飲んでいますが、γ-GTPは
2019年:35
2020年:42
2021年:34
このように毎日お酒を飲んでも
肝臓の数値は、過去10年の中で
一番低い数値となっています。
それは、お酒を飲んでも
血糖値が上昇しないことを
確認しているからです。
![](https://club.rakusoucha.jp/wp-content/uploads/2021/05/日本酒-300x264.jpg)
![](https://club.rakusoucha.jp/wp-content/uploads/2021/04/ウイスキー-300x300.jpg)
このように
何が原因で健康診断の
結果が変化(悪化・改善)したのか
を知ることは
とても重要だと思います。
私も自分の体を知らなければ、
肝臓悪化の原因がお酒にあると思い、
今でも大好きなお酒を飲むのを
諦めていたかもしれません。
注意していただきたいのは、
肝臓の数値が悪化するのは、
アルコールが原因ではない
という意味ではありません。
原因は、アルコールや
炭水化物や糖質の過剰摂取、
肥満や運動不足などのように
複数考えられるので、
しっかり確認して健幸的に
過ごしましょう!ということです。
もちろん、アルコールも
健幸習慣に過ごすためには、
その人に応じた適量が重要です。
もし、肝臓の数値が高い人は、
一度、コメント欄よりご相談ください。
また、感想や取り扱ってほしい
テーマがあれば、コメントください。
本日も最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。
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