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ご家族が糖尿病になったら(初級編)

目次

■知っておくべきポイントとは?

前回、糖尿病予備軍と
診断されたら、、、という
記事をお伝えしました。

糖尿病の先生も
おっしゃっているので
全体的に増えていると
思われます。

記事更新後、ご相談の
連絡が何名かありました。

その中で、旦那様が
健診で糖尿病と診断された
お客様からご相談をいただきました。

ご自身が気をつけていても
ご家族の中で糖尿病として、
診断された場合、食事など、
何に気をつければ良いか、
不安で迷われますよね。

もともとこのお客様とは、
ご自身のダイエットのことで
何度もLINEをしている仲で
旦那様もご飯や麺類など
大好きだというお話は伺って
おりました。

ですので、奥様もある程度、
心の準備はあったと思います。

そこで、最低限、知っておくと
良いポイントをお伝えします。

■糖尿病とは?

糖尿病の説明については、
一般的な知識は検索すると
上手にまとめてある
サイトが多いのですので
ここでは、岡野の視点で
分かりやすくお伝えします。

糖尿病とは、血管の中の
糖の濃度が高い病気です。

糖尿病も悪化していくと、
溢れた糖が尿の中から
出てくるのでおしっこから
甘い匂いがする程です。

人間は、膵臓から分泌される
インスリンによって、24時間、
血糖値が調整されています。

いつも「肥満ホルモン」などと
言っておりますが、過剰分泌が
悪いのであって、生きるために
必要なホルモンなんですね。

しかし、膵臓が何らかの理由で
正常に機能しなくなって、
インスリンの分泌が遅れたり、
分泌量が減ると高血糖が起こります。

健康診断では、

・空腹時血糖
・HbA1c


という項目である程度、
把握することができます。

糖尿病になる前の段階で
インスリン抵抗性が起こり、
通常より多くインスリンが
分泌されても効かないので
血糖値が高くなります。

なぜ、インスリン抵抗性が
起きるのかというと、
体内にあるミトコンドリアの
働きが悪いと起こります。


このミトコンドリアを
説明すると、めちゃめちゃ
難しいので割愛しますが、
重要なポイントがあるので
そこだけ覚えてください。

このミトコンドリアは、
筋肉の中に存在しています。

運動をせずに筋肉が減ると、
ミトコンドリアは減ります。


また、運動習慣がないと
筋肉の細胞のミトコンドリアが
使われません。

ですので、インスリンが
分泌されても効きづらく、
どんどん太ったり、血糖値が
高くなっていくのです。

それを裏付けるものとして、
糖尿病患者の筋肉を調べると
ミトコンドリアの量が
健康な人よりも少ないのです。

私が最適な強度の運動習慣を
推奨するのは、この理由です。


もちろん高齢に伴う筋肉の
低下、サルコペニアの予防にも
なりますし、運動習慣は、
とても重要なのです。

ミトコンドリアは簡単に
調べることができないので
把握するのは、難しいですが

ミトコンドリアが少ない人は、
「毎日、疲れやすい」


ということです。

■Ⅰ型糖尿病とは?

糖尿病には、Ⅰ型とⅡ型という
種類があります。

Ⅰ型糖尿病の割合は、
5%程度と少ないので
さらっといきますね。

私も数人しかお話した事が
ありません。

日本での患者数は、
10~14万人くらいです。

血糖値を調整してくれる
インスリンを分泌する
膵臓のβ細胞が壊れて、
インスリンが出なくなり、
高血糖が続きます。

ですので、普段から
インスリン注射をします。

原因は、まだ不明ですが、
自己免疫の異常や遺伝、
ウイルス感染をきっかけに
起きることがあります。

今回の旦那様も今まで
血糖値が問題なかったのに
急に数値が悪化したので
先生は、膵臓の機能が
正常に機能しているかを
検査で確認してますね。

割と小児や思春期までに
発症することが多いです。

■Ⅱ型糖尿病とは?

Ⅱ型糖尿病の割合は、
世界でも95%と非常に多く、
日本人もほとんどがⅡ型です。

生活習慣の乱れから起きるので
生活習慣病と呼ばれる所以です。

炭水化物や糖質など、食後の
血糖値を上昇させる食べ物を
毎日食べると膵臓が疲弊します。

そして、膵臓のβ細胞が
壊れて、血糖値を下げる
インスリンの分泌が低下し、
高血糖になっていきます。

私も自分が糖尿病家系とは、
知らなかった20代、30代は、
自称ラーメン部長として、
毎日のように食べていました。

一人暮らしだったので
夜遅くにラーメンと炒飯、
食後の後に炭酸ジュースや
コンビニアイスなどを食べて
膵臓に負担を与える食事を
毎日にようにしていました。

そして、ある時、おにぎりを
2個食べただけなのに食後の
血糖値が200mg/dLを超えて、

えっ?なんで?????

とパニックになりました。

血糖値が高いお客様からの
相談で不思議なのは、例えば、
お酒の飲み過ぎて、肝硬変に
なったら、お酒はやめますね。

糖尿病や予備軍の方でも、
甘いお菓子を控える人は、
いらっしゃいます。

しかし、白米や雑穀米、
玄米などのご飯や蕎麦、
うどん、そうめんなどは、
体に良いからと食べる量を
減らさない方もおられます。

初期段階では、目立った
自覚症状はありませんが、
今までと変わらない生活を
過ごしていると、恐ろしい
未来が待っています。

■糖尿病の症状とは?

私は、糖尿病ではありませんが、
食後の血糖値は高いので
糖尿病予備軍の段階だと思います。

日本人だと、糖尿病予備軍は、
推定2,000万人(6人に1人)なので
かなり多いですね。

私が高血糖の時に感じたのは、

食後の眠気
・疲れやすかった!

という症状でしたね。

糖尿病予備軍の状態だと、
上の実感くらいで分からないと
思います。

Ⅱ型糖尿病の症状としては、

・喉が渇く、水分をよく飲む
・疲労感・倦怠感
・多尿
・目のかすみ
・皮膚がかゆくなる
・手足がピリピリ、チクチクする
・傷が治りにくい


といった症状を感じます。

糖尿病の方でもこの辺りの
症状では、ほとんど生活を
変えない方が多いです。

本当に怖いのは、HbA1cが
7.0%を超えてきてからです。

お薬を処方されているからと
白米やパン、麺類などの主食、
果物、和菓子などのお菓子と
普段と変わらないように食べて
いると、高血糖状態が続き、
毛細血管が破壊されていきます。

そうなると、糖尿病の
三大合併症が起こります、

まずは、目の血管の異常で
視力の低下が起こり、最終的に

・糖尿病性網膜症(失明)

足先の血管が壊されると、
腐って壊疽を起こし、

・糖尿病性神経障害(足の切断)


を起こします。
毎年3,000人以上と報告されています。

高血糖で腎臓にある尿をろ過する
糸球体が傷つき、機能が低下すると、

・糖尿病性腎症(人工透析)


となります。

また、糖尿病になると、
風邪や肺結核など感染しやすく、
敗血症で亡くなるケースもあります。

コロナで糖尿病の患者さんは、
死亡リスクが高いという理由も
この辺りにあります。

■遺伝は関係あるか?

はい、糖尿病家系の方は、
発症しやすいです。

岡野も糖尿病家系で
すでに糖尿病予備軍ですね。

過去の研究では、
両親の双方が糖尿病の場合、
その子供は、65歳までに
40~50%の確率で発症します。

55%が遺伝、45%が環境因子
とされる報告もあるようです。

私も妻も糖尿病家系なので、
娘には、もう少し大きくなったら、
健幸食育の話をする予定です。

■糖尿病は、治りますか?

このような質問もいただきました。

一般的に糖尿病は、

完治しない病気

とされています。

しかし、Ⅱ型糖尿病のように
生活習慣の乱れや環境因子が
原因だった場合、

・症状を遅らせたり
・悪化を防ぐこと


は可能だと思います。

その場合も、完治とは呼ばず、

「寛解する」

という表現を使います。

というのもHbA1cが下がり、
昔のように白米や麺類、
果物やお菓子を食べると
すぐに血糖値スパイクが起き、
高血糖状態に戻ります。

割と肝臓は、再生しますが
膵臓のβ細胞が壊れてしまうと、
簡単には、治りません。
元に戻ることはない病気です。

■気をつけるポイントとは?

まずは、なんといっても
毎日の食事に気をつけましょう。

残念ですが、今までのように
ご飯やパン、麺類は
食べられないと思ってください。

と言っても、今までの食事から
一気にご飯などの主食をなくすのは、
厳しいと思います。

そこで、どのくらいなら
食べられるのかを把握したい
という方は、ご相談ください。

24時間の血糖値の推移を
記録して、何を食べると、
どのくらい血糖値が上がるのか
お伝えいたします。

また、

・どのくらいなら食べても良いか
・糖尿病の方に必要な運動

などについてもアドバイスします。

2週間のサポートで1万円(税込)と
なります。7月1日~開始

応募が多い場合は、
抽選で5名様で受け付けます。
※ご本人様に限ります。

LINEから「サポート希望」と
ご記入の上、

・お名前
・HbA1c

をご連絡ください。

病院で管理栄養士さんなどの
アドバイスでもHbA1cが改善しない
という方は、ご相談ください。

本日も最後までご覧いただき、
誠にありがとうございました。

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この記事を書いた人

1978年11月4日生まれ 44歳
2002年9月12日入社のベテラン社員
妻と7歳の娘との3人暮らし
お酒大好き、食べるもの大好き
「楽しく健幸に生きる」が信条

自称ラーメン部長だった
独身時代の不摂生から脂質代謝障害、
肝機能障害、高尿酸血症で30代の若さで
再検査となる。

5年近く、大好きなビールを断ち、
ウォーキングを毎日続けても
健康診断の結果は変わらず。

その後、薬剤師 森が開発した
「からだ楽痩茶」を飲み、
【最適な運動】【最適な食事】で
検診結果はすべて正常に。

43歳の健康診断の結果が、
過去10年で一番良い結果です!

体重:67.3kg→58.9kg(-8.4kg)
ウエスト:86cm→74cm(-12cm)
体脂肪率:22.5%→14.8%(-7.7%)
中性脂肪:187→49(-138)
尿酸値:7.7→5.7(-2.0)
AST(GOT):25→14(-11)
ALT(GPT):53→18(-35)
γ-GTP:112→34(-78)
HDLコレステロール:37→53(+16)
LDLコレステロール:164→128(-36)
HbA1c:5.2%(2021年12月)
ヘモグロビン:14.1→15.4(+1.3)

健康管理士、ダイエット検定1級
ダイエットプロフェッショナルアドバイザーの
資格を持っています。

元々、太りやすい体質でまんぷく丸と
呼ばれ、過去の多くの失敗から学び、
健康管理士としての「知識」と
ダイエットプロフェッショナルアドバイザーとしての
「実践」を踏まえ、ダイエットや健幸(健康)になれる
価値ある情報を伝えていきます。

 お気軽にコメントください(#^^#)

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