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渡辺徹さんと糖尿病について

目次

■61歳と早すぎる死

こんにちは。
健康管理士の岡野です。

俳優でタレントの
渡辺徹さん(61歳)が
敗血症で亡くなりました。

岡野家では、渡辺さんが
ナレーションをしていた
NHKの地球ドラマチックを
家族で楽しみにみていたので
本当にショックで
未だに信じられません。

画面から伝わってくる
温かさや笑顔、声に癒され、
また、ご夫婦が揃った時も
とっても素敵でしたね。

先日は、昭和生まれなら
知らない人はいない
「Romanticが止まらない」
で有名なC-C-Bのメンバー
笠浩二さん(60歳)も
脳梗塞で亡くなりました。

ご冥福をお祈りいたします。

今回、この記事を書こうと
思った背景として

お二人とも糖尿病

という共通点があり、
お客様からも糖尿病との関係について
ご質問をいただいたからです。

とても人気がある方なので
気になっていた方もおられると
思います。

糖尿病の方が亡くなった場合、
直接の死因が糖尿病とは
報道されないこともあります。

最近、糖尿病という病名を
変更する議論も出ているようですが、
名前から連想されるイメージや
死因との関連が分かりづらいのは、
なかなか日本で糖尿病患者の数が
減らない理由かなとも感じるので
ここで解説できればと思います。

今回、故人を取り上げるのは
非常に悩みましたが私は、
本気で糖尿病患者を無くしたい
と思っているので糖尿病の
発症から時系列で解説します。

■糖尿病の発症時期について

まず、渡辺徹さんが
糖尿病を発症したのは、
30代と若い時です。

血糖値は、600mg/dLを
超えることもあったそうです。

① 30歳:糖尿病発症 血糖値600
②2012年:動脈硬化からの虚血性心疾患
      冠動脈バイパス手術
③2016年:人工透析
④2021年:大動脈弁狭窄(きょうさく)症 
      心不全などのリスク
⑤2022年:心筋梗塞

糖尿病の発症後、動脈硬化が悪化し、
心疾患系や腎臓の機能低下が起きています。

血糖値が高いと、血管が傷つき、
動脈硬化を進行させてしまうことは、
私が広場でお伝えしていることですね。

普通の人は、食事をした後、
血糖値のピークは、150前後です。

しかし、血糖値が180mg/dLを
超えると活性酸素によって、
血管内皮が傷ついてしまいます。

血糖値が600もあるということは、
血管は、ボロボロになります。

私も焼き芋1本食べただけで
血糖値が300mg/dLを超えたので
他人事ではありません。

血管の内側が傷つくと、それを
修復するのはコレステロールです。
LDL(悪玉)コレステロールです。

修復のため血管の傷ついた部分に
コレステロールが溜まっていくと、
血管のプラークとなります。

そして、この修復を繰り返すうちに
血管が硬くなっていきます。
動脈硬化になる過程のひとつです。
喫煙も動脈硬化の原因です。

そして、プラークにより
内側の血の通り道が狭くなるので、
血管が詰まりやすくなり、

頭の血管が詰まると、
脳梗塞や脳卒中、認知症

心臓の血管が詰まると、
心筋梗塞や心不全


が起こります。

血管の詰まりで亡くなると、
死因は、脳梗塞や心筋梗塞に
なるので糖尿病で亡くなった
という感覚は薄いと思います。

しかし、渡辺徹さんは、
動脈硬化から虚血性心疾患、
大動脈弁狭窄症、心筋梗塞、
笠さんも脳梗塞を起こして、
亡くなっています。

血糖値スパイクや高血糖で
血管が衰えていることは、
出ている症状から読み取れます。

私の母が空腹時血糖値や
HbA1cが70歳まで問題なくても
年末に胸の痛みを感じて、
緊急のステント手術によって
一命を取り留めました。

母の家系は、兄が脳梗塞で
亡くなり、姉が糖尿病と認知症で
介護認定を受けています。

母もお寿司や蕎麦を食べて
血糖値が200を超える高血糖、
食後の血糖値スパイクを起こし、
血管がボロボロだったのです。

一般的に糖尿病家系というと
両親に糖尿病がなければ大丈夫と
思い込んでしまいそうなので、
親族に脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、
認知症、HbA1cが基準値超えがあれば、
高血糖家系だと捉えています。

私の母のように健診の血糖値が
基準内であっても、糖質の摂取で
血糖値スパイク(高血糖)が起き、
改善しないと糖尿病でなくても
日本人の死因5位以内に入ってくる
心疾患(2位)や脳血管疾患(4位)の
リスクが高まるのです。

糖尿病や糖尿病予備軍は、
2000万人とされていますが、
今年の血糖値測定会では、
参加者の6人に5人がおにぎりを
2個食べただけで食後の血糖値が
200mg/dLを超えていました。

この時、参加された方で
血糖値が200を超える方は、
健康診断で血糖値が高いと
指摘されていない人です。

高血糖が起きているかを
確認できる食後の血糖値は、
健康診断では、測定しません。

高血糖が起きていると
食後に眠気を感じます。


40歳を超えている人の中で、
食後に眠気を感じる人は、
血糖値を測定することを
オススメします。

来年も血糖値測定会は、
実施しますので参加して、
食後の血糖値を把握しましょう。

■渡辺徹さんのHbA1cは?

渡辺徹さんの過去の
インタビューを拝見すると、
HbA1cは、6.0%とありました。

この数値だけをみると、
悪くないように思いませんか?

血糖値が600を超えていた
期間は、HbA1cは、15%を
超えていたと思います。
※HbA1c15%で平均血糖値383

若い年齢の時に血糖値が高く、
その期間が長いと動脈硬化は、
悪化します。

そして、動脈硬化を起こした
血管は元に戻りません。

ここが糖尿病の一番、
恐ろしい点だと思います。


そのため、年をとって
HbA1cが良好でも一旦、
傷ついた動脈硬化は、
簡単には治らないので
高血圧などのきっかけで
脳梗塞や心筋梗塞が起き、
亡くなる可能性もあります。

そのため、動脈硬化の
進行具合を確認しましょう!

■敗血症とは?

渡辺さんの死因は、敗血症です。

糖尿病になると、免疫力が落ち、
細菌やウイルスに感染しやすく
なります。

そして、普通の方だと風邪で
発熱程度で済みますが、感染で
炎症が全身に広がって、組織や
臓器の機能が低下することで
肺炎、多臓器不全で亡くなります。
これが敗血症です。

65歳を超えてくるとこの敗血症に
なるリスクが高くなります。

糖尿病の方がコロナに感染すると、
死亡率が高いというのも
こういった背景があります。

今回、渡辺徹さんも腹痛や発熱で
病院へ行っているので、最初は、
風邪の初期のような症状だったと
推測されます。

妻の榊原郁恵さんも
「入院する直前まで普段通り」
と話している事からも
見極めは難しかったと思います。

糖尿病の方は、違和感があれば、
すぐに病院を受診しましょう。

■人工透析について

糖尿病は、悪化すると、
三大合併症を起こします。

①糖尿病性網膜症(失明)
②糖尿病性神経障害(足の切断)
③糖尿病性腎症(人工透析)

渡辺さんは、この③の
人工透析のステージまで
悪化していました。

過去にお伝えしたように
失明、透析、下肢切断は、
メタボリックドミノの
最後の牌となります。

白米やパン、麺類などの
糖質が血糖値を上げるので
糖尿病の方は糖質制限が
必要になってきます。

しかし、腎臓の機能が低下すると、
たんぱく質も制限されます。

つまり三大栄養素である

・たんぱく質
・炭水化物(糖質)
・脂質

のうち、2つが食べられません。

脂質比率の高い食べ物で
献立を考えるのは、意外と難しいです。

お肉で脂質を摂ろうとしても
たんぱく質がありますし、
家族や外食でメニューを
考えるのは、しんどいですよね。

このように膵臓も腎臓も
やられると食事の選択肢が
なくなってしまい、かなり
生活の質が低下します。

奥さんである郁恵さんも
かなり食事の管理には
苦労されたと思います。

そして、人工透析の
ステージまで悪化すると
40代の方で余命20年、
60代の男性で9.9年、
60代の女性で11.3年です。

令和3年の平均寿命が

・男性:81.47歳
・女性:87.57歳

なので、人工透析になると
かなり寿命が縮まります。

私の中学の同級生のお父さんも
今年、糖尿病で亡くなりました。
人工透析まで悪化していました。

亡くなった事を聞くまで
糖尿病を患っていて、
人工透析まで悪化しているとは、
知りませんでした。

お客様でも旦那さんが
糖尿病だということを
家族に話していなくて、
知らないこともありました。

病気になった時に
支えてくれるのは家族ですね。

心配を掛けたくないと
話すのを躊躇される方も
おられますが、勇気を
出して、家族に伝えて
みてはいかがでしょうか?

今年のお正月は、
ご両親や親族に会った際、
健康のことについて、
話してみませんか?

この記事をご覧いただいて

・久しぶりに健康診断を受ける
・誰かに相談してみる
・家族と健康について話す


など、健幸への第一歩に繋がれば
幸いです。

誰かと繋がっていることが
支えとなる場合もございます。
是非、頼ってくださいね。

本日も最後までご覧いただき、
誠にありがとうございます。

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この記事を書いた人

1978年11月4日生まれ 44歳
2002年9月12日入社のベテラン社員
妻と7歳の娘との3人暮らし
お酒大好き、食べるもの大好き
「楽しく健幸に生きる」が信条

自称ラーメン部長だった
独身時代の不摂生から脂質代謝障害、
肝機能障害、高尿酸血症で30代の若さで
再検査となる。

5年近く、大好きなビールを断ち、
ウォーキングを毎日続けても
健康診断の結果は変わらず。

その後、薬剤師 森が開発した
「からだ楽痩茶」を飲み、
【最適な運動】【最適な食事】で
検診結果はすべて正常に。

43歳の健康診断の結果が、
過去10年で一番良い結果です!

体重:67.3kg→58.9kg(-8.4kg)
ウエスト:86cm→74cm(-12cm)
体脂肪率:22.5%→14.8%(-7.7%)
中性脂肪:187→49(-138)
尿酸値:7.7→5.7(-2.0)
AST(GOT):25→14(-11)
ALT(GPT):53→18(-35)
γ-GTP:112→34(-78)
HDLコレステロール:37→53(+16)
LDLコレステロール:164→128(-36)
HbA1c:5.2%(2021年12月)
ヘモグロビン:14.1→15.4(+1.3)

健康管理士、ダイエット検定1級
ダイエットプロフェッショナルアドバイザーの
資格を持っています。

元々、太りやすい体質でまんぷく丸と
呼ばれ、過去の多くの失敗から学び、
健康管理士としての「知識」と
ダイエットプロフェッショナルアドバイザーとしての
「実践」を踏まえ、ダイエットや健幸(健康)になれる
価値ある情報を伝えていきます。

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