■1日に何回測定すればよいの?
こんにちは。
健康管理士の岡野です。
本日は、血糖値を測定する
フリースタイルリブレセンサーの
スマホでの使い方をお伝えします。
スマホで血糖値を測定するには、
専用のアプリをダウンロードする
必要があるので、まだの方は、
下記の記事から設定してください。
装着が初めての方は、
こちらの記事をご覧ください。
装着してスキャンしても
なかなか読み取れない
という方は、いませんか?
iPhoneとAndroidによって、
読み取らせる場所が異なるので
注意が必要です。
下記の写真を参考にしてください。
基本的には、1日10回
腕に装着したリブレセンサーに
スマホをかざして測定してください。
最低でもやっていただいきたい
1日10回のタイミングは、
①起床後
②朝食前
③朝食1時間後
④朝食2時間後
⑤昼食前
⑥昼食1時間後
⑦昼食2時間後
⑧夕食前
⑨夕食1時間後
⑩夕食2時間後
の10回です。
測定自体は、5秒くらいで
できますので気になる方は、
・食後30分後
・食後3時間後
・食後4時間後
など測定して、日頃
高血糖:180以上
低血糖:70以下
が起きていないかを
確認してください。
■基準値を目指そう!
糖尿病の方でも起床後の
空腹時血糖だけをみて
安心する方も多いです。
しかし、食前の血糖値は、
問題なかったとしても
食後血糖値が200や300だった
なんてこともあります。
一般的な健常者の場合、
・食後1時間で180未満
・食後2時間で140未満
が基準値となります。
特に食後2時間で血糖値が
140以下とならない場合は、
食後3時間、食後4時間と
測定し、140以下になるまで
どのくらい時間が掛かるのか
確認してみましょう。
■メモ欄で食事を記録しよう!
リブレの専用アプリで
測定する場合、スマホで
食事の内容を簡単に
記録することができます。
血糖値を測定すると
グラフが表示されますが、
下にメモの追加という
項目が表示されているので
ここから記入できます。
今までノートに手書きで
血糖値と食べた食事を
記録されていた方にとって
とっても便利だと思います。
指で採血し、測定するのは、
外食時は、厳しいですが、
リブレだといつでも記録でき、
とても便利ですね。
メモの追加から
食事の内容や間食などを
記載しておくと、
血糖値との関係を
把握することができます。
ポイントは、ご飯とか
パンという書き方よりも
・ご飯 100g
・パン2個
・コーラ 500ml
のように具体的に書くと
良いでしょう。
糖尿病の方は、
処方されているお薬や
インスリンの単位数を
メモに記録しておくと
良いでしょう。
一番の理想は、
・体重(朝に測定)
・体温
・食後の眠気
・空腹感
・イライラ
など、体の変化や
感情の変化もメモで
記録しておくと良いでしょう。
上のグラフは、ID連携をした
お客様には、お渡ししています。
フリースタイルリブレの
ID連携をご希望の方は、
下記の記事をご覧ください。
■リブレリーダー(本体)と両方使う方の注意点
フリースタイルのReader(本体)と
併用して使用する方は、
新しいリブレセンサーを装着後、
必ず先にReaderでセンサーの
起動を行ってください。
①Readerでセンサー起動
②FreeStyle リブレLinkでスキャン
という順番です。
個人的には、Reader(本体)は
血糖値の誤差もあるので、
スマホだけで問題ないと思います。
下記の写真は、同じ時間帯の
血糖値の数値となります。
左:リブレReader(本体) 118mg/dL
真ん中:リブレLink(スマホ) 132mg/dL
右:指採血による血糖値測定 138/dL
右にある指での血糖値測定器が
血液を採血して測定しているので
一番、誤差がないものとすると、
左は、20mg/dLも差があります。
このようにリブレReader(本体)は、
誤差として、低く出がちなので
基本、スマホだけで良いと思います。
Reader(本体)を持ち歩きするのも
大変ですしね。
正直、Reader(本体)や採血で
血糖値の誤差の確認をするよりも
数値に違和感を感じた場合は、
メーカーに相談いただき、
交換してもらった方が良いです。
不具合があった場合は、
こちらの記事をご確認ください。
■気をつけるべきは、低血糖
特に糖尿病の方は、
お薬が効きすぎていて、
低血糖を起こす方が
おられます。
糖尿病でない方でも
血糖値スパイク後の
インスリンの過剰分泌で
機能性低血糖を起こす
ことがあります。
岡野の焼き芋事件のような
感じです。
自分の体から分泌される
インスリンの過剰分泌では、
空腹感や眠気、イライラ
手の震えなどの軽い症状で
済むことが多いです。
しかし、血糖値を下げる
お薬やインスリンの影響で
低血糖を起こしてしまうと
急に意識を失ったり、昏睡で
入院となりヒヤッとした
経験のある方には恐怖でしょう。
低血糖をすぐに知ることが、
できれば飴などの糖補給で
すぐに低血糖から回復できます。
今までよく分からなかった
血糖値の動きが、普段から
測定することで理解できれば、
・お薬が効いていない
(食後の高血糖が起きている)
・インスリンが効きすぎている
(低血糖が起きている)
などを把握することができます。
主治医の先生に相談すれば、
処方薬やインスリンの単位数も
最適化できるようになります。
使い方が分からないという方は、
サポートいたしますので
LINEからご相談ください。
運営している薬局では、
フリースタイルリブレの
センサー販売も行っているので
お気軽にご連絡ください。
お気軽にコメントください(#^^#)
コメント一覧 (2件)
有難うございます。自己管理が一番大事なことは承知しておりますが、活動の多少によって携帯は必ず持ち歩いておりますが、食事時間が一定でなく、抜く場合もあり、本当に節制我慢が出来なくなっています。自分の体なのですから、他人に管理されることに自分の意志の弱さを痛感しています。どうか、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。
河童さん
コメントありがとうございます。
リブレで血糖値の数値を
ID連携いたしますと
他人に管理されているという
意識が働くのも分かります。
ただ、管理される場合は、
食事制限など、やってはいけない
行動を指示されることですね。
私の場合は、管理ではなく、
数値を共有することで
寄り添ったアドバイスができます。
このアドバイスもできるだけ
押しつけにならないよう
選択肢の中からお選びいただき、
最終的には、ご自身で血糖値の
コントロールができることがゴールです。
一時的なものですので
頑張ってみましょう!
まずは、HbA1cの基本的な
下げ方の記事をご覧ください。
https://club.rakusoucha.jp/2021/12/08/hba1c%e3%82%92%e4%bd%8e%e4%b8%8b%e3%81%95%e3%81%9b%e3%82%8b%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
よろしくお願いします。