スムージーにご注意！

■栄養補給のつもりが太る？

お客様に普段食べる食事を
伺うとスムージーを栄養補給に
飲んでいる方がおられます。

組み合わせとしては、朝や
昼食にパンとスムージーという
内容が多いので検証します。

コンビニでよく見かけるものは、
人気があり、消費量も多いと
思いますので買ってみました。

こちらで食後の血糖値を
測定していきますね。

■食後1時間後の血糖値は？

パンとスムージーなので
ヘルシーなイメージを持つ
人も多いと思います。

では、見てみましょう。

食後1時間で180mg/dLを超え、
食後の高血糖を起こしています。

血糖値は、180mg/dLを超えると、
血管内皮が傷つき、動脈硬化を
引き起こすとされています。

また、血糖値が上昇すると、
血糖値を下げるために膵臓から
インスリンが分泌されますが、
余った糖は、中性脂肪として
体内に蓄積されてしまいます。

今回、なかなかに厄介なのが、
パッケージには、

砂糖・甘味料無添加

と記載されていることです。

このように書かれていると、
健康的な気になりませんか？

しかし、栄養成分をみると、

このスムージー1本には、
糖質が31.5g含まれています。

角砂糖で換算すると、
約10個分です。

砂糖や甘味料が無添加でも
1食分の飲料としては、
糖質の量は多く、実際に
血糖値は、急上昇します。

実際に飲むと、かなり
甘いので、砂糖や甘味料が
無添加なのになぜ？と
気づくか栄養成分表記の
炭水化物や糖質の量を
確認して気づいてください。

■まとめ：スムージーは、血糖値が上がる！

今回のパッケージには、
砂糖・甘味料無添加の他にも

しっかり食物繊維

と食物繊維がたくさん
摂取できるような記載があります。

実際には、食物繊維量は、
2.1g～4.3gとあります。

食物繊維については、
1日の摂取目標量が
男性21g、女性18gなので、
1食に6～7gは必要となり、
2.1～4.3gは、1食分として
不足しています。

また、食物繊維は、血糖値の
上昇を抑える作用があるので、
期待して飲む方もいるはずです。

しかし、残念ながら、
今回のスムージーのように
糖質の多い飲料での摂取は、
食物繊維が入っていても
血糖値は、上昇するのです。

糖尿病や糖尿病予備軍、
血糖値やHbA1cが高い方、
耐糖能異常や肥満の方には、
食後の血糖値が上がるので、
避けていただいた方が良いです。

個人的には、食物繊維は、
納豆のように水溶性食物繊維、
不溶性食物繊維を含む
固形物の食材が良いと思います。

このようにヘルシーな
栄養補給を目的にした
パッケージでも血糖値や
ダイエットには不向きな
商品もあるということを
していただければと思います。

スムージーを飲んでいて、
体重が一向に減少しない、
血糖値が下がらない方の
お役に立てばと思います。

スムージーの他にも
乳酸菌飲料も注意が必要です。

よく飲む方は、下記の記事を
ご覧ください。

最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。