チョコは太る？太らない？

■チョコレートで太る原因とは

こんにちは。
ダイエットプロフェッショナル
アドバイザーの岡野です。

もうすぐホワイトデーですね。

バレンタインデーのお返しに
チョコレートを食べる機会が
増える時期だと思います。

しかし、

チョコは、太る！

ということで食べるのを
我慢されている方も
多いのではないでしょうか。

実際、チョコは、太るのでしょうか？

今回は、岡野がチョコを食べて、
検証してみます。

数あるチョコのお菓子の中で
選んだのは岡野が大好きなロシェです。
ご存知ですか？

コンビニやスーパーでも
売っているイタリアの
チョコレート菓子なんですが、
とっても美味しいんです！
3個で192円です。

7歳の娘が味を覚えると大変なので、
こっそり食べています。

■チョコレートの砂糖で太る？

恒例の空腹時血糖値を
測定する前に

なぜ、チョコレートを
食べると太るのか？

分かりますか？

一般的にチョコレートを食べて
太る理由は、

①カロリーが多い
②砂糖が多い
③糖質摂取で血糖値上昇
　→肥満ホルモン分泌

こんな感じですかね。

では、①のカロリーの多さを
確認していきましょう！

栄養成分表示は、1粒あたりなので
食べた3個分で計算すると、

■チョコレート菓子
熱量：228kcal
たんぱく質：3.0g
脂質：15.9g
炭水化物：18.0g

となります。

たまに1個分の栄養成分表示を
1袋分だと勘違いして、

カロリーも糖質も少ないから安心～♪

と、いっぱい食べちゃう人が
いるので要注意です。

では、カロリーから見ると、
おにぎり1個が約200kcalなので
チョコ3つで228kcalだと、
多いような気もしますね。

次に②砂糖の多さです。

原材料の一番最初に
砂糖と記載されていますし、
小麦粉の記載もあります。

三大栄養素をみても
炭水化物の量が一番多いですね。

炭水化物＝糖質＋食物繊維

なので、糖質の量も
把握したいところですが、
食物繊維の記載はありません。

恐らく、食物繊維は、
あっても1g以下だと思うので
糖質は、約17.0gと推測されます。

おにぎり1個と比較すると、
チョコのカロリーは多いですが、
糖質は、

・おにぎり1個：約40.0g
・チョコ(ロシェ3個)：18.0g

とチョコの方が低いですね。

三大栄養素の比率でみると、
糖質比率が一番高いので
ロシェのチョコ3個は、

・糖質量が一番多く、
・糖質比率も高い

食べ物といえます。

では、岡野の食後の血糖値が
どうなるか検証していきますね。

■食後1時間後の血糖値は？

では、まずは食前の血糖値から。

この日は、15時にお昼を食べたので
上昇した血糖値が空腹時血糖値まで
下がりきっていない状態でした。

私の空腹時血糖値は、90～100の間なので
今回、空腹時血糖値とは言わずに、
食前血糖値としておきますね。

一般的に食後2時間の血糖値は、
140mg/dL以下が基準値なので
基準値内ではありますが、
17時の時点では、少し高いですね。

本来、血糖値が高い状態から
糖の多いお菓子などを食べると、
さらに血糖値が上昇します。

血糖値が上昇すると、膵臓から
肥満ホルモンであるインスリンが
追加で分泌されて、太ります。

そのため、少し時間をおいて、
17時20分から食べ始め、
17時22分に食べ終えました。

では、食後1時間後の血糖値を
見てみましょう。

いかがでしょうか？

全く血糖値は上がっていませんね。

不思議だと思いませんか？

過去に低糖質のカップ麺で
食後の血糖値を測定したときは、
糖質18.2gでも私の血糖値は、
180mg/dLでした。

同じ18gの糖質摂取量でも

・低糖質カップ麺 ：糖質18.2g→180mg/dL
・ロシェチョコ3個：糖質18.0g→118mg/dL

このように同じ糖質量でも
食後の血糖値が同じになりません。

これが、

　1日糖質〇g以下なら、太らない。
　と一概に言えない理由

でもあります。

では、食後2時間は、どうでしょうか。

■食後2時間後の血糖値は？

では、食後2時間後です。

118→119md/dL(+1)と
全く上がっていません。

上がっていないとはいえ、
私の空腹時血糖値は、
90～100mg/dL前後なので、
本来、食後2時間の時点では、
90mg/dLに近づいているのが
理想的です。

過去にお伝えした焼き芋のように
強烈な高血糖は、起きていませんが、
血糖値が下がるべきタイミングで
下がっていないので、もしかすると
食前の血糖値が90mg/dLくらいなら
10～20mg/dLは、上がっていたかも
しれないですね。

血糖値のワーストダントツ1位の
焼き芋の食後血糖値は、コチラから▼

食べる前と比べて、血糖値は、
全く上がっていないので、
③の糖質摂取で血糖値上昇
→肥満ホルモン過剰分泌による
体重増加の影響は少なそうです。

チョコレートは、お菓子の中でも
せんべいや和菓子と比較すると、
炭水化物や糖質の量は少ないです。

過去に紹介した三色団子の
食後血糖値と比較していただくと
理解していただきやすいと思います。

また、チョコレートの場合、
カカオに含まれる脂肪は、
ステアリン酸という脂肪酸で
体内に吸収されにくいんです。

この吸収されにくい脂肪と
一緒に食べることで血糖値の
上昇も穏やかになったのかも
しれません。

また、チョコだけでなく、
このヘーゼルナッツも
体に良いんです。

ナッツ系のお話は、また今度。

■まとめ：チョコレートは、太りにくい！

以前、ワインは太るか？
でお伝えした時も
一緒に食べていたのが
チョコレートケーキでした。

この時も21時30分と遅い時間に
甘いワインとチョコケーキを食べても
血糖値の上昇は小さかったです。

ワインとチョコケーキを食べた後の
私の血糖値は、コチラからご覧ください。

これらの結果から、チョコレートは、
食後の血糖値が上がりにくいので
肥満ホルモンの過剰分泌も少なく、
中性脂肪や体重の増加は考えにくいと
思われます。

最近では、

　糖質オフチョコレート

も販売されていますが、
私は、糖質オフのチョコを
食べるよりも好きなチョコを
最適な量、食べています。

とはいっても、糖尿病の方は、
毎日食べる習慣や一気に10個など
食べすぎには、要注意ですよ。

HbA1cが6.0%以上の方は、
血糖値測定器で食後の高血糖や
低血糖が起きていないかを
毎回チェックして食べましょう。

また、ホワイトチョコなど、
カカオのないチョコは、
糖質が多く、太りやすいと
言われているので要注意です。

今回、お伝えしたくらいの量なら、

・ホワイトデーのイベント
・食べてストレス解消
・目標達成のご褒美

といったように、我慢せずに
必要な時に食べて、健幸習慣を
お過ごしいただけると思います。

体重や血糖値が気になる方は、
チョコを食べた後に「からだ楽痩茶」を
お飲みいただくと安心ですね！

ということで私からみなさまへの
ホワイトデーは、チョコレートなら
そこまで気にせず食べれますよ～
というご報告でした！

また、チョコレートを我慢して、
ご飯は、よく食べる方がいますが、
おにぎりとチョコの血糖値からも
チョコレートを我慢するよりは、
夕食の白米を減らす方が減量には
効果が大きいと思います。

本日も最後までお読みいただき、
誠にありがとうございます。

こんな食べ物で血糖値を測定して
欲しいという方は、コメント欄に

「〇〇は、どうですか？」

とコメントくださいね～。