■効果を感じている人が少ない?
お客様の中には、
・ダイエットで痩せたい方
・糖尿病、糖尿病予備軍で
体重や血糖値のコントロールが
必要な方
など、いらっしゃいます。
その中には、ウォーキングの
運動習慣を長年続けていても、
体重やHbA1cなどに変化がない
という方は、意外と多いです。
一体、なぜなのでしょうか?
■1日1万歩は、難しい?
1日1万歩というのが世界的に
健康指標とされる時期もありましたが、
ウォーキングの場合、ゆっくり歩きだと
1時間30分~2時間は、必要です。
なかなかこの時間を毎日確保できない
という方は、多いのではないでしょうか。
実は、私も1日1万歩を目標にして、
歩いたことがありますが、毎日
1万歩を歩くのは、かなり難しいです。
歩数で予防効果をみると、
・1日4,000歩で「うつ病」の予防効果
・1日5,000歩で「認知症」の予防効果
・1日7,000歩で「骨粗しょう症」の予防効果
・1日8,000歩で「高血圧」の予防効果
があると、下北沢病院の糖尿病センター長
富田 益臣先生は、伝えています。
■歩きすぎるのも良くない?
ウォーキングについて、
歩数が多すぎることも
身体に負担がかかります。
歩数が過度に多いと、
筋肉や筋膜、関節などの
損傷にも繋がります。
私は、20代の頃から、原因不明の
膝痛があったので、歩きすぎて、
将来的に関節の痛みに繋がるのは、
避けたいという思いもありました。
私は、1日8,000歩を目標にしていますが、
運動習慣のない方や初心者の方は、まずは、
1日3,000歩くらいから、徐々に増やして、
習慣化していただければと思います。
■食後の血糖値は、下がらない。
ウォーキング効果への疑問を
決定づける出来事がありました。
テレビで海外の糖尿病患者さんの
1日を見ていた時、毎日の習慣として
ウォーキングをしていましたが、
多くの患者さんが太っていたのです。
糖尿病の方は、肥満を改善しないと
いけないのですが、専門家のもと、
運動や食事を管理されているはずなのに、
どうして肥満体型の方が多いのか。
そこで、ウォーキングをした後に、
自分の食後血糖値を測定したところ、
基準値まで低下していませんでした。
会社の近くで天丼を食べた日に
食後の血糖値を測定しました。
少し会社から距離があったので、
会社からお店までの道のり(食前)と、
会社までの帰り道(食後)に合わせて、
25分くらいウォーキングしました。
ウォーキングをして、食後の血糖値は、
どのくらいだったと思われますか?
■ウォーキングをしても血糖値200超え!
食前と食後に25分ウォーキングしても
食後の血糖値は、215mg/dLでした。
動脈硬化を起こすとされるのが
180mg/dLなので、決して健康的な
数値ではありません。
このように血糖値が高い状態では、
血糖値を下げるために肥満ホルモン
インスリンが過剰に分泌され、
余った糖は、中性脂肪になります。
デンマークのコペンハーゲン大学で
Ⅱ型糖尿病患者を対象に行ったデータでは、
1)運動をしない群
2)通常のウォーキングをする群
3)インターバル速歩をする群
でインスリンの感受性が改善したのは、
インターバル速歩を行った群しか
認められないというデータもあります。
■ウォーキングの強度は、低い
ウォーキングは、
歩くスピードにもよりますが、
強度の低い運動になります。
1日に30分~1時間程度、
歩いても消費カロリーは、
おにぎり1個分150~200kcal
と低いです。
食後に運動すれば、筋肉内に
取り込まれたグリコーゲンは、
消費されるはずなのですが、
血糖値が下がっていないので
消費されていないことになります。
※個人差は、あります。
糖質の摂取量が多いか、
運動量が小さいためにエネルギーの
バランスが悪いのです。
そのため、食後の血糖値を
基準値である食後1時間160mg/dL、
食後2時間で140mg/dL以下まで
下げるには、糖質量を減らすか、
運動の強度を上げるなど変化を
与えないと、太り続けます。
■運動のポイントは、すぐ使い切ること!
ウォーキングが全くダメだとは
思っていません。
実際に「からだ楽痩茶」と
ウォーキングで減量された
お客様もいるからです。
しかし、ウォーキングなどの
強度の低い運動を長い時間続けるよりも、
短い時間で摂取したエネルギーを
使い切れば、自由な時間も増えますね。
こちらをご覧ください。
糖質の多いラーメンです。
私は、耐糖能が低いので
糖質の多い麺類を食べると
食後1時間の血糖値ピークは、
200mg/dLを超えます。
しかし、あることをするだけで
食後1時間後の血糖値のピークは、
このように下がります。
一体、何をしたと思いますか?
■「からだ楽痩茶」と運動の組み合わせ
何をやったかというと、
食前に「からだ楽痩茶」を飲み、
食後30分後にスロージョギングを
20分やっただけです。
スロージョギングというのは、
いわゆるゆっくり走りのこと。
人と話しながら、笑顔で続けられる
運動のことです。
心拍もランニングだと180を超えますが、
スロージョギングだと130程度なので、
呼吸が乱れることもなく、疲れも出ません。
私は、ラーメン部長と名乗るほど、
ラーメンが好きなので、食べないという
選択は、人生をつまらなくするので、
食べても健康的な選択をしたいです。
徒歩(3分)→早歩き(3分)を交互に繰り返す
インターバル速歩でも良いですが、
スロージョギングの方が食後の血糖値は、
低く抑えられます。
運動の強度×運動する時間
が高いほど、食後の血糖値は、
下がる傾向にあります。
そのため、麺類のように糖質量も
糖質比率も高い食べ物の時は、
強度の高い運動を選び、時間も
長くやるようにしています。
ウォーキングを25分やって
食後の血糖値が下がらずに
変化がない、または太る
よりも
短い時間で中強度の運動を
組み合わせることで
食後の高血糖をコントロール
できる方が良いと思いませんか?
この辺りは、その日の体調や
天候、時間の余裕などで
運動強度や運動時間を選択して、
調整してもらえればと思います。
何が一番の正解かではなく、
体調や状況に応じて、最適な
選択ができる環境を整えてください。
是非、お試しください。
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コメント一覧 (3件)
[…] 以前、お伝えした記事「ウォーキングは効果がない!」では、1日30分程度、ウォーキングをしても食後の血糖値の抑制は見られず、減量効果が低いことをお伝えしました。よく1日1万歩を目安に歩くと健康に良いと言われていますが、仕事をしながらの生活では、かなり習慣化することは難しいです。 […]
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